韓国語の聞き取りは、ホント苦手が方が多いですね。
では今回は、韓国語を聞き取りたい!って思っているユキエさんのような方に、どうすればいいのか?をお話ししましょう。
目次
なぜ韓国語の聞き取りは難しいのか?
韓国語を勉強している方たちが声をそろえて言うのが、やっぱり「聞き取りが難しい」ということです。
確かに英語や中国語などに比べて、韓国語の聞き取りは難しいのは事実です。
韓国語の聞き取りが難しいという大きな要因は、英語と違って、まったく初めて接する音が多いからです。
また、その音が日本語でも英語でも近い音というのがないため、耳に違和感を覚えてしまうんです。
それが、韓国語の聞き取りが難しいという理由です。
何度も何度も、その慣れない違和感のある「音」を聞いて、耳がその音に違和感を感じなくなることがまず大事。
聞き取りたい以前に、韓国語の「音」に対して違和感がないと思うことが大事です。
そして、これは「ある程度勉強したのにそれでも聞き取れないよ」という方に言えることなのですが、日本語は一文字づつ読んでも、あわせて読んでも音が変わりません。
しかし、韓国語は一文字読むときとあわせて読むときの音の変化が、それぞれいろんなパターンで、いろんな組み合わせ方で、音が全部変わってしまうのです。
その複雑さから、なかなか韓国語の聞き取りをマスターすることは難しいんですね。
聞き取りをマスターするのにどれくらいかかるの?
個人個人のレベルも違いますので、具体的に○○日でマスターできるということははっきりとは言えません。
子供のころに自転車の練習をした時のことを思い出してみてください。
すぐ乗れる子もいれば、なかなか思うように乗れない子もいる。
いきなり乗れる子ももちろんいますけど、何回も転んだり繰り返しやって、「あれ?乗れちゃった」という感覚。
韓国語も聞き取りたいのであれば、何回も何回も聞いて、「あれ?わかった」みたいな瞬間がくる感じなんですね。
だから、一概に○○日でマスターできるとは言えないのです。
あとは、どのレベルで聞き取りをマスターしたというのも、それぞれの感覚や目的の違いがありますのでなんとも言えないところではあります。
韓国に永住したい人と、韓流ドラマを字幕なしで観たい人とでは、「マスターした」というレベル感が違いますよね?
それと一緒です。
とはいえ、おおよその目安みたいなのは知っておきたいですよね。
大体1年くらい聞き取りのトレーニングをやると、もう違和感なく、きちんと言葉として聞こえるようになります。
ただ、これは、ある程度韓国語の基礎ができている中級者の場合。
初心者の場合は、やはりそれ以上の期間はかかってしまうケースが多いです。
そして、3年ぐらいやると、自分がわかる単語はほぼほぼ聞き取れます。
もし「3年やっても私は聞き取れません」という方は、きつい失礼な言い方かもしれませんが、ボキャブラリーがないということです。
どこを目指すのかにもよりますが、韓国語の聞き取りをマスターするには、おおむね1年から3年はみたほうがいいということが言えます。
子供のころだって、言葉を覚えるのに3年くらいはかかりますもんね。
それで、金先生、聞き取りの勉強法っていろいろあると思うんですが、それぞれのメリットとデメリットって教えてもらえませんか?
聞き取り勉強法のメリットデメリット
韓国語の聞き取りの勉強法はいくつかありますが、やはりそれぞれメリットデメリットは存在します。
主な勉強法のメリットデメリットをここではお話ししていこうと思います。
聞き取りアプリ
メリット | デメリット |
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手軽 簡単 費用が少ない 韓国語に接する感覚、リズムは保てる | 実際に頭に残らない 暗記する、知識にするというのはちょっと弱い |
韓流ドラマ
メリット | デメリット |
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手軽 簡単 費用が少ない 話の内容である程度の意味を理解できる | 応用が利かない ドラマのシチュエーション以外での聞き取りが身につかない 初心者向けではない |
音声CD付きテキスト教材
メリット | デメリット |
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手軽 簡単 費用が少ない 文字で確認しておくといろんな活用を頭で想像できるので、いろんな場面での聞き取りができるようになる | 耳で聞いて⇒読むというふうにしないと逆に覚えにくい 自己学習になるので続けられない場合が多い |
韓国語教室
メリット | デメリット |
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生の会話を学ぶことができるためしっかりと覚えることができる 楽しみながら続けられる ピンポイントで苦手な部分、わかりにくい部分を教えてもらえる | 費用がかかる 自分の時間で学べない 通うのに手間がかかる |
韓国語を聞き取りたいなら目的目標を持とう
勉強法はいろいろあるわけですけど、実際のところ、韓国語の聞き取りに最も大切なことは、「目的目標をしっかりと決めること」そして「継続すること」です。
例えば半年ごとだったり、1年ごとだったり、目標を立てる。
例えば
1年後には一人旅行する。
2年目には検定に挑戦する。
3年目にはネイバーのサイトのブログを自分でつくる。
こういうふうにひとつづつ目標を立てることで、継続していくモチベーションにつながります。
ゴールの見えない状況ほど、人の成長をストップさせてしまうことはありません。
長すぎず、短いスパンで目標を決めていって、それを目的に通っていけば比較的続けやすい。だらだらやっても、結局は続かなくなってしまいますからね。
旅行好きな方はそこにつなげる。本が好きな方は、韓国の原書を自分で読んで翻訳してみるとか。
あと、ニュースとか政治問題が好きな方は、ニュースが聞き取れて、ゆくゆくは韓国の新聞が読めるとか。
そういう目標の立て方で全然問題ありませんよ。
実際に、KECに学びに来てくださっている生徒さんも、目的や目標が明確になっている方の覚えるスピードは、目標が決まってない人よりも格段に速いですよ。
それくらい、韓国語の聞き取りをマスターするためには「目的・目標」が大事になってきますので、しっかりと意識してみるといいですね。
教室にくれば、私がいろんな事例を紹介したり、いろんなコンテンツ、いろんなことを提供できるので、その中から目的や目標のヒントを得られますよ。
まとめ
韓国語を勉強していくにあたって、やはり一つの壁となるのが聞き取りです。
でも、決して恐れることはありません。
韓国語の聞き取りは、これまで耳に馴染んでいなかったから時間がかかるのはしょうがない。ということを認識すること。
そして、あなたの好きなこと、やりたいこと、願望をベースに、韓国語をマスターしたい本当の目的、目標をしっかりと持つこと。
これが大事ですよ。
もちろん、目的・目標は忘れずにね♪