韓国語のリスニングは英語と違ってとても苦手な人が多いんですよ。
間違ったリスニング方法で勉強しても、なかなか上達しないから注意が必要なんです。
というわけで、今回は韓国語初心者の方のための、リスニングの勉強法についてお話ししようと思います。
初心者が間違えやすいリスニング方法とは?
初心者が韓国語のリスニングのトレーニングをするときに、よく「ドラマや動画を見るといい」ということは聞いたことがあるかもしれません。
確かに、ドラマや動画で勉強すると、ドラマの中のセリフ(会話)を聞こえるまんまに聞いて再現できるんですね。
ですから、リスニングのトレーニングとしては間違ってはいませんし、誰でも比較的簡単に勉強方法の一つとして取り入れることができます。
でもですね、聞こえるまんま聞いて再現していきながらトレーニングするのはいいけど、自分が聞き取った言葉をしっかりと文字で確認していないと、応用が効かなくなってしまうのです。
つまりどういうことかというと、あくまでドラマのセリフとして覚えてしまうので、自分が実際に活用するとき(ドラマとは違う場面になったとき)に、きちんと聞き取ることができなくなってしまうことがあるんです。
実際にこういう初心者の方は多いんですよ。
やはり韓国語を始めたばかりの初心者の場合は、ドラマや動画はやめておいた方がいいんです。
韓国語初心者に最適なリスニング勉強法とは?
中級者以上の方は、韓流ドラマや動画などでリスニング力を鍛えていくのはいいんです。
でも、初心者の場合はやはり別の勉強法の方が、リスニング力を向上させることができます。
そんな中、韓国語初心者に最適なリスニング勉強法は、やはり「音声付のテキストの教科書」です。
教科書に出てる会話(音声)を、何度も何度も聞いた後、それでわからないときに文字を確認して、その確認した文字を頭に入れるのが、初心者のときには大事。
もちろん最初はちょっと時間がかかります。ドラマとか会話して覚える人より、文字をしっかり確認してやるやり方のほうが確かに時間がかかるんです。
でも、時間はかかるけどそのほうがしっかりと自分に応用ができて、自分の言葉で発信できるようになります。
聞き取りもそうです。一回聞いたものは、そのシチュエーションしか使えないので、文字で確認しておくといろんな活用を頭で想像できるので、いろんな場面での聞き取りができるようになるわけです。
自分の持ってるテキストを一冊決めて、それを全部何度も何度も聞いて、聞いたときに頭の中で文字が再現できるぐらいまで聞き込むと、初心者でもかなりレベルが上がります。
最初はとにかく聞く。何回も聞いて、それを文字で確認する。
テキストと言っても、アマゾンなどで売ってるもので全然問題ありません。ただ、テキストだけではなく、音声CDがついてるようなものがおすすめです。
変に音声DVDとかで映像とか出ないほうがいいので、音声CDでOK。
初心者の場合は、あくまで耳で聞いて読むふうにしないと逆に覚えにくいかもしれません。
リスニングよりもライティングが先
ちょっとリスニングの勉強法とは話はずれますが、韓国語の勉強を始めるときって、リスニングから入るのか、スピーキングから入るのか、それともライティングから入るのか?どの順番がいいですか?という質問をよくいただきます。
オーソドックスなやり方というのは、やはりライティング(書くこと)から入って、次にスピーキング(話す)、そして最後にリスニング。
この方法が韓国語の勉強方法としては、基本的な考え方になります。
ただ、各教室の先生の考え方によっても変わってきます。
文字からやる方もいらっしゃいます。文字の書き方をやって、この書き方を見ながら読む、こういった方法でやる方もいらっしゃいますし、発音をして、この発音の文字は何か、というふうに文字を後から再現する方もいらっしゃいます。
総合して言えることは「いきなりリスニングから入るということはちょっと難しい」ということ。
KECもリスニング専門の韓国語教室ではありますが、レベルにもよりますが、いきなりリスニングから入るということはほとんどありません。
ライティングやスピーキングの基本をおさえたうえで、難関のリスニングに取り組んでいただくというスタンスなのです。
「私は聞くだけで十分だから、音を教えて」といわれることもありますが、音と文字が連携してるから、音だけということは難しいです。
だから、最初から聞き取りで入っても、それほど頭(脳)の中に違和感なくできるんです。
あまり子供のころになじみのない韓国語とはその辺が違うんですよね。
音声付教材よりも初心者に最適な勉強法
ここまでで、韓国語初心者の方は、韓流ドラマや動画ではなく、音声付のテキスト教材がおすすめですよと言ってきましたが、実はそれよりも確実に、早く、リスニング力を身につける方法があります。
それは・・・・
リアルに対面でマンツーマンで教えてもらう。ということ。
つまりは、教室に通うことです。
これは、私が韓国語教室を開いているからということではなく、やはり「生の音」を聞くことが何よりも勉強になるからです。
それに、テキストやドラマなどは、あくまで「自主学習」です。
自主学習ですと、自分のペースでできるというメリットがある反面、どうしても続けていくことができないケースが多くなってしまいます。
韓国語のリスニングは、時間をかけて、継続してマスターしていくものです。
ですから、続けられないということは、いつになってもリスニングをマスターすることができなくなってしまうのと同じこと。
やはり受講料はかかっても、実際に韓国語教室で学ぶ方が、続けていくこともできますので、圧倒的に身に付きやすいのです。
韓国語初心者の方が、リスニングを勉強していくのに最適な方法は、やはり教室に通うこと。これが一番です。
まとめ
最後はちょっと宣伝っぽくなってしまいましたが、韓国語でもっとも難しいとされているリスニングに関しては、
初心者と中級者以上の方では、最適な勉強方法が違うということは、しっかりと覚えておいてほしいなと思います。
その中で、音声付のテキストで学ぶか、しっかりと教室に通うか、これが韓国語初心者の方がリスニングを勉強する最適な方法になります。
また、リスニングを覚えたいからといって、いきなりリスニングから入るのではなく、
ライティング⇒スピーキング⇒リスニングという流れで覚えていく方が、効率的にしっかりとマスターできるようになりますよ。
でも、何から始めていいかわからなくて・・・